鶴ちゃんの気まぐれ日記

コルンゴルトをこよなく愛する作曲家、鶴ちゃんのページです

2006年01月

「日本の音楽展」演奏会

本日はモーツァルトの誕生日(250歳)だそうでおめでとうございました。
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日本の音楽展で鶴ちゃんの旧作「フルートオーケストラのためのディヴェルティメント」が演奏されました。昼間練習に立ち会うことが出来たので、本番はまずまずの演奏で、曲の楽しさがよく伝わったと思います。お忙しい中ご来場下さった皆様有難うございました。(写真は「日本の音楽展」の人気出し物のひとつ「竹鼓舌」(チコタン)、写真提供は鈴木朝子様)

武内俊之ピアノリサイタル

takeuchi.jpg作曲家鈴木朝子さんのブログで紹介されていた武内俊之君のリサイタルに行ってきました。ブラームス、武満徹、ショスタコービチ、ワグナーのマイスタージンガー前奏曲(ピアノ用編曲)という意欲的な内容の第1部と、シューベルトの最後のソナタという第2部で、なかなか繊細な表現を見せていました。シューベルトは先月聴いた永井英樹君のリサイタルでも聴いた曲だったので、結果的に聴き比べになったのですが、ホールの音響条件の差をまざまざと感じました。永井君のほうは埼玉芸術劇場の音楽ホールで、ここはCDのレコーディングなどで使われることもあるほどの響きの良さ・・・しかし今回のホールは目黒パーシモンホールで、きれいで感じの良いホールなのですが、ピアノ用の反響板も無く、決して音響は良くないと感じました。

コルンゴルトの弦楽四重奏曲

KorngoldSQ2m.jpg譜面コルンゴルトの輸入スコア「弦楽四重奏曲第2番」を見ながら鑑賞した。この曲は30歳のときに出版されている。作曲したのは20代であろうか。第1楽章はやや気難しい印象を受ける。古典的な響きやロマン的な響きからさらに新しい響きへと飛躍しようと、試行錯誤をしているような印象をうける。しかし第2楽章からはその飛躍がうまく行き始めたかのように、音楽が生き生きとしてくる。同時代にシェーンベルグが12音技法の音楽をはじめているが、コルンゴルトの音楽は決して無調の方向へ行くわけではない。調性感は保持しているが「意外な転調」を随所に用いているところに彼の新しさがあるように思う。転調はしても調性感は残っており、彼らしい薫り高い美しさがかもし出されているのだ。彼の音楽を古いと感ずる人も、その転調には眩暈を感ずることだろう。決して素人が気楽に楽しめる「軽い」音楽ではない。

鶴原作品が演奏されます。

obtenlogo.jpg27日夜青山1丁目の草月ホールにて、譜面鶴原勇夫作曲の「フルートオーケストラの為のディヴェルティメント」が演奏されます。20年ほど前に作った曲の再演です。興味のある方はぜひどうぞ。
18:30の開演で.鶴ちゃんの曲が第一曲目ですので、お早めに詳しくはこちら。
草月ホールの地図はこちら

フランス語の辞書は?

FJ_m.jpgフォーレの学んだ和声教科書の原書を読む為に,フランス語の辞書のちゃんとしたのを買おうと思い、ネットで調べていたら、パソコンパソコン上で動く同時通訳ソフトというのが目にとまり買ってしまった。単純な文を訳してみたがまずまずの訳文が表示された。注意しかし専門的な内容のデリケートな表現をちゃんと訳してくれるかどうかは使ってみないと分からない。さて、どうなりますやら。

原書に挑戦!

本今年はひとつ「原書」に挑戦してみようと思っている。英語の本なら,音楽辞典とかコンピューターミュージック関係の本とかをこれまでにも持っていたが、今回は「フランス語」の本なのだ。鶴ちゃんは大学1年生のときにフランス語を習っていただけで、フランス語に関して大変心もとない語学力なのだが,どうしても読みたい本があるのだ,どんな本かと言うと・・・・
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鶴ちゃんが一昨年研究論文を書いた大好きな作曲家の一人「G.フォーレ」は、名門パリ・コンセルバトワールの作曲の主任教授を務めたことはあるものの、自分自身はパリ・コンセルバトワールの出身ではなく「ニデルメイエールの古典音楽学校」の出身だ。しかし、彼が中期から晩年にかけて他の人の追随を許さない全く独自の和声感覚の曲を作るようになったのは、名門であり本流であるコンセルバトワールではなく、別のところで学んだことによる自由な発想があったからではないか、との見方もあることを一昨年知った。そこで,彼が学んだ「ギュスターブ・ルフェーブル著の和声法教程」という本を見たくなり、中古でも良いので手に入らないものかとあちこち探したのだが、もう100年も前の本なので古書すらもどこにも出回っていなかった。しかし,本田聖嗣君が、フランスの国会図書館にマイクロフイルムの形で保管されていることを見つけてくれた上、いろいろと骨を折ってくれ、その本のコピーを入手してくれた。それが今私の手元に有るのだ。ドキドキ大なんと胸の高鳴る本であることか。この本を読むことが今年の鶴ちゃんの最大の楽しみの一つなのだ。

コルンゴルトの交響曲

KorngoldS_m.jpg大好きなコルンゴルトハートのCDをネットで注文しては輸入していたが、楽譜が欲しくなり銀座のヤマハへ・・・しかし一つも売っていなかった。悲しいその後ネットで購入できるサイトを発見!電球とりあえず、弦楽四重奏曲を一冊と、交響曲嬰へ調のスコアを手に入れた。譜面今日、スコアを見ながら全曲を聴いてみた。細かな部分にはっとするような美しさが散見されるものの全体としてはやや難解で地味な曲という印象だった。50歳のときの作品なので円熟の境地というはずなのだが、戦争を避けてアメリカに亡命中という不幸な身の上が,曲に反映している暗さなのか・・・。もう少し若い頃の、映画の為に書かれたいくつかの音楽のオーケストラスコアの方が断然魅力的だと思った。しかしその映画音楽については,スコアの入手できる見込みはほとんど無い。なので、今しばらく室内楽のスコアを買い込んでゆきたいと思っている。この交響曲はあまり好きになれないけれど、コルンゴルトの大ファンであることは変わりないのだ。

「株男」

テレビ昔「世にも不思議な物語」というオムニバスドラマ番組で「株男」という短編があったのを思い出しました。そのストーリーは・・・有る男(主人公)の株が証券取引所で取引されているという想定で・・・・その男が困っている子供を助けるなど良い事をすると、証券取引所でのその男の株価が上がっている~仕事でへまをして上司に叱られると、株価が下がるというもので、予想屋がその男の動向を観察しているようだった。その男のがんばりで株価はどんどん上がっていった。有るとき、飲んでいる席で男が「今度結婚することになりました」と言うのを小耳に挟んだホステスがその男の株を買い込む。その男が重役令嬢と結婚すると株価は大いに上がり、ホステスは大儲け。しかし、このいきさつがばれて、その男は情報をリークしたとのことで「証券取引法違反」に問われ有罪になってしまう。そして離婚され会社を首になり~抹殺されてしまう。と言うストーリーでした。ライブドアの株騒ぎでこんな昔の番組を思い出してしまいました。しかしあのラストシーンは印象的だったなあ。テレビ

ハミルトン閉路

ペンローズ著の「皇帝の新しい心」の中でちょっと紹介されていた「ハミルトン閉路」というのがある。下の図のように数字で示された12個の頂点をそれぞれ1度だけ通るような経路を発見しなさいというもの。図で太線で示されているのがその経路(ループする閉じた経路なので「閉路」)のひとつだ。この経路の他にもうひとつ経路があるという。・・・興味のある方は見つけてみてはいかがだろう。数字は順序を表すものではなく、頂点を区別する為の単なる符号。線の引かれていないところに新たに線を引いたりはしない。・・・たとえば(2)から(3)へ進むことはない。さあ、できるかな?
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「皇帝の新しい心」読了

penrose.jpg本ロジャー・ペンローズ著の「皇帝の新しい心」という分厚い本をやっと読み終えた。脳の中に人の心があるとしたら、物理学的に解明できるのではないか?脳の働きをそのままスーパーコンピュータにシミュレートさせたら、コンピュータも心を持つことが可能になるのか?というようなテーマで書かれている本だった。結論から言うと、「脳の中で心がどのように存在し働いているかは、最新の物理学知識でもさっぱりわかっていない」とのことで、コンピュータが心を持つことは遠い未来にも可能かどうか???無理ではないか。とのこと。しかし物理的現象の不可思議な面には人間の「心」と関連のあることがあるのではないか、との角度からこの人はさらに研究を進めているらしい。鶴ちゃんとしてもまだまだ興味は尽きないので、ペンローズ氏がこの本の次に書いた「心の影」を予約してしまった。
ちなみに、画像は原著の表紙で、日本語版は別の表紙だった。(click)
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