鶴ちゃんの気まぐれ日記

コルンゴルトをこよなく愛する作曲家、鶴ちゃんのページです

2006年06月

リアル・ユーフォニアム

realeupho.jpgユーフォニウムの外囿(ほかぞの)祥一郎氏の新作アルバム「リアル・ユーフォニアム」を入手した。現代日本の作曲家6人が外囿氏のために作曲した、委嘱作品によるアルバムで、それぞれの個性豊かな味が楽しめる。そのなかの「アマランス」を作曲した鍋島佳緒里さん(カオリン)に頼んで、「コピスみよし」で行われたレコーディングを見学させていただいたときから、「絶対にこのCDは買う!」と決めていたのだ。お勧めの1枚!

収録作曲家の一人、吉松隆氏本人の紹介ブログはこちら

気がつけばブログ一周年

このブログを始めたのはいつだっけ?と思って振り返ったら昨年の6月10日スタート。おお、もう1年が過ぎていたのか!はやいものです。ブログを通じていろいろな人との出会いもありました。感謝です。今や,ブログ無しでは生きてゆけない??

遅ればせながら6月10日(1周年の)時点での,アクセス数は
ブログ   =13046
プロフィール=  624
生い立ち  =  316    でした。

これからも宜しくです。

往年のピアニスト、ヴァルマレーテ

valmalete_m.jpgフランスの往年の女流ピアニスト、マドレーヌ・ド・ヴァルマレーテと言う人のCDを入手した。フォーレの曲が2曲入っているのがきっかけだったが、ラヴェルの「クープランの墓」のSP盤からの復刻(この曲の世界初録音らしい)や、「水の戯れ」なども入っていて、鶴ちゃんとしてはかなりうれしい内容だ。このピアニストについてはあまり詳しいことは判らない。英語のぺージがひとつ見つかったが、辞書がないと・・・。どうやら、ラヴェルやコルトーらとも親交が会ったらしい、かなり昔の人だ。フォーレの演奏についていえば、表現はなかなか正統派だと感じた。といっても現代の正統派とは違い、かなりはっきりとルバートしたりして、情熱的、アツい演奏だ。

なんだか、古い演奏家の復刻版のコレクションでも始めそうな鶴ちゃんではあります。

まったく話は違うんだけれど、このジャケット写真を見て反射的に、映画「ピアノ・レッスン」を思い出してしまった。イメージがぴったりなのよね。

Yuko Tsuruharaピアノリサイタル

yukorecital_m.jpg音符3年半ぶりのリサイタルです。今ちょっと指を痛めてしまいましたが病院、本番までに何とか回復してくれるかと・・・頑張っています。力こぶ
会場は池袋から東武東上線急行で約36分「霞ヶ関」駅から徒歩約12分です。日曜昼間の公演ですので、ご都合のよろしい方はぜひ、聴きにいらしてください。

Yuko Tsuruhara ピアノリサイタル
7月2日(日)午後2時半開演、川越市西文化会館ホール
曲目:モーツアルト「ピアノソナタK331」、メンデルスゾーン「無言歌集」より、ウエーバー「舞踏への勧誘」、プロコフィエフ「ロメオとジュリエットからの10の小品」より、ショパン「夜想曲(2曲)」「バラード第1番」
全席自由¥2000(前売り¥1500)
特別に学生価格決めました。¥1000です、よろしく。

映画「ピアノ・レッスン」感想

pianolesson.jpgビデオに録画してあって、しばらく見そびれていた映画「ピアノ・レッスン」を観た。原題は「the PIANO」。カンヌ映画祭やアカデミー賞でもさまざまな賞を受賞をしている、なかなかの名作のようだ。
 物語の設定も現実離れしているし、失語症の主人公とピアノを絡めたストーリーの展開も、なんだか「ありそうもない」ことが描かれいるのだけれど、それをいかにも「ありそうな」ことに見せているあたり、やはり映像作家の腕前だろう。主演女優の名演によるところも大きそうだ。

鶴ちゃんが印象に残った点をここに書いてみようと思う。それはエンディングを観て「あ、これってマルチエンディングだな」と思ったことだ。ゲームなどでも「マルチエンディング」と言って、プレーヤーの操作によってゲームの終わり方がいく通りも用意されているものがある。この映画の終わり方も、観る人にとってハッピーエンドにも、あるいはそうでないようにもどちらにも解釈できるような終わり方で描かれていた。作家がそのように意図して作っているように感じられ「マルチエンディングだな」と思ったのだ。この映画がハッピーエンドで終わるように描かれていなかったら、もしかしていろいろな映画賞を受賞できなかったかもしれないね、とも思いつつ、「相当うまく作られている映画だな」との感想を持ちました。

で、鶴ちゃんはどちらのエンディングに感じたかって?・・・それを説明するのに紹介しなくてはならないのは、昔読んだアンブローズ・ビアスの短編集「いのちの半ばに」だ。その中で、人が死ぬ短い瞬間にその人の一生を走馬灯のように思い出す、と言うテーマで書かれていたものがあったのを思い出した。ネットで調べたところ、どうやら「アウル・クリーク橋の一事件」と言う題の短編だったらしい。医学や心理学の分野でも、人が目覚めの直前に見ている夢は20~30分もかかりそうな長編の物語のように思えても、実際にその夢を観るのに必要な脳の活動時間は数十秒に過ぎない、という話を聞いたことがある。人が死の直前の短い瞬間にも長い夢を見るのであろうか・・・鶴ちゃんはこの映画の終わりを観て「この手を使っているな」と感じたのだ。
(以下、ネタバレを好まない人はこの先を読まないように・・・)

映画の終わり近くで、いらなくなったピアノを船から海へ捨てるシーンがある。そのときに誤って絡み付いたロープに足を取られ主人公がピアノとともに海の中へと引きずり込まれる。はじめはあきらめていたかの主人公も最後の瞬間に猛烈な生への執着を見せ、もがく。生への執着の中で主人公は「助かる夢」をみる。映画だからもちろん主人公の見たその夢はリアルな映像で描かれていた。・・・足に絡まったロープを振りほどき海上へと浮かび上がり救助される。助け上げられた船の上で、陰の声が「私の意思が選んだ『生』だろうか?」とささやいていたのが印象的だ。ともかく、愛する人とのその後の生活は、弾けないはずのピアノも弾けるようになり、話せないはずの言葉も取り戻しかけ、この上ない幸せな生活が・・・美しく描かれている。「助かったんだ!。よかった!」と、この物語をハッピー・エンドと思いたい人はどうぞご自由に。そういう人はその後のラストシーンで海中の静寂の様子を語る主人公の声が「意味不明」なものに感じられることだろう・・・

「優れた芸術作品は万人のものである」と言う話はイデオロギーとしては正しい、しかし実際には「優れた芸術作品は鑑賞する人を選ぶ」ということもあるように思われる。

この映画はラストシーン以外の「本編」も、観る人によっていろいろな見えかたをする内容があり、まだ見ていない人にはお勧めしたいけれど、かなり中身は「濃い」です。「重い」です。

リゲティ死去

ligetti_m.jpg20世紀の偉大な作曲家の一人、リゲティ氏が亡くなりました。

・・・・・・絶句。

謹んででご冥福をお祈りします。

ニュースのページ
人物紹介のページ(もう「死去」まで書かれている)
英語の追悼記事(印刷用のいい写真あり)
独語のLigetiページ(楽譜PDFあり)

鶴ちゃんが昨年末に買ったリゲティ作品のCDジャケット

旧作「風の戯れ」

5月に発表した"Tsudoi"という曲は、マリンバを使った曲としては第2作目にあたります。第1作目は18年前に作った「風の戯れ」という曲。3人の木管と一人の打楽器による曲で,打楽器奏者は、トライアングル、コンガ、タンバリン、マリンバの4種類の楽器を持ち替えて演奏します。今振り返って聞き較べてみると、昔も今と変わらない作曲スタイルだったなと思います。
18年前は,現代音楽が調性感の有る曲だと、今よりももっと白い目で見られていたような気がします。・・・なつかしい。誰か再演してくれないかなあ。

秘密のページ(一部の人にのみ教えてある"Tsudoi"のページ)に、聴き較べ用にデータを追加して置いておきました。

ペルルミュテルの弾くフォーレ

Perlumuter_m.jpg往年のフランスの名ピアニスト、ヴラド・ペルルミュテルの弾く「フォーレ」アルバムを手に入れた。「主題と変奏」や「夜想曲」数曲、などが入っている。
この人の演奏は、昔学生時代に生の演奏を聴いたことがある。ショパンソナタの第2番だった。あとは、叔母の家に行くとおいてあったLPで彼の「ショパン・アルバム」をよく聴いた。中でもお気に入りは「舟歌」と「バラード第2番」だった。彼の弾くフォーレの「主題と変奏」もよく聴いていたが。今回CDを買ったお目当ては「夜想曲第12番」だ。
フォーレの「夜想曲第12番」は地味で難解な曲なのだが、なぜか鶴ちゃんの好きな曲のひとつだ。しかし、好きなだけになかなか満足のできる演奏が少ないと思っていた。「この曲ってこういう曲じゃないよね」と思うような演奏が多いのだ。そこでこのCDでも真っ先に「夜想曲第12番」を聴いた。結果は・・・「うん、この曲ってやっぱこういう曲だよね」と言える演奏でした。(もう少しだけテンポが速ければ完璧なのだけれど・・・まいいか)ひとまず満足です。

と、言葉で書いても伝わらないので、音付きの聴き比べページを作りました。
http://www2.shobi-u.ac.jp/%7Eitsuru/faurenoc12.html
実際に聴いて比べてみて下さい。

勝手にリンクさせてもらいました、ヒロノフさんのペルルミュテル紹介ページ
http://www.cc.rim.or.jp/~hironov/Pianist/Perlemuter.html
鶴ちゃんが昔聴いていたのと同じLPが紹介されていたりする。

「自己組織化とは何か」読了

jikososiki_m.jpg「自己組織化とは何か」という本を読み終えた本。実は、シュレディンガーの「生命とは何か」を読み終えた後、スチュアート・カウフマン著の「自己組織化と進化の論理」という本を買ってあるのだが、分厚くて難しそうなので、その前にウォーミングアップのために何か入門書を読んでおこうと思ったのだった。今まで宇宙の本や量子論の本を読んできたが、それらはとても現実離れのしたサイズの話で、ロマンもあった。だが今回の本はやや現実に近いサイズの話題なので、内容もとても現実的で・・・ある意味でロマンとは縁遠い話にも感じられたものだ。しかしそれなりに面白かった。人間や動植物のサイズと素粒子のサイズの中間くらいというか・・・細胞から分子くらいまでのサイズが話題の中心だった。面白いと思った話を一つだけ・・・植物細胞もリズミカルな電気的パルスを発しているそうだ。もうひとつ・・・ごく小さな細胞が集まってそれが固まって一つの細胞になるというものがあるそうだ。それをばらしてやると・・・・いつの間にか又集まって来て一つになろうとするらしい。いやはや生命とは何とも不思議な行動をするものだ。そんなわけで・・・さあ、そろそろスチュアート・カウフマンの著作にとりかかるとするか。
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