鶴ちゃんの気まぐれ日記

コルンゴルトをこよなく愛する作曲家、鶴ちゃんのページです

2007年01月

「究極理論への夢」読了

wineberg_m.jpgスティーブン・ワインバーグ著の「究極理論への夢」を読み終えた。彼は素粒子から宇宙までを研究する物理学者で、素粒子の「標準モデル」理論でノーベル物理学賞を受賞している。
この本では彼の物理学者としての思索のあとをたどりながら、物理学理論や宇宙に関する理論の歴史を詳しく検証している。20世紀は多くの発見や理論の進展があり、物理学理論は「超ひも理論」で、最終統一理論への期待が持たれたが、未だに結論が出ていないし、新しい仮説の数々は証明もされていない。かえって謎も深まってしまった「悩ましい時代」ととらえている。素粒子理論の確認証明の為の高速加速器を建設する為に国家予算を獲得するが、最後は予算削減による建設計画の中止という彼にとって悲しむべき事態へと時代が推移いたところで、この本も終わっている。全体として、これまでにも他の本で読んだ情報を再確認したような内容で、鶴ちゃんとしては新しい発見は無かったのだが、素粒子から宇宙まで、総てを統一的に説明できる「統一理論」の発見に向けて真剣に取り組んで来た著者の誠実な心情がひしひしと伝わってくる。好感の持てる本だ。

竹鼓舌(チコタン)

chikotan_m.jpg今週の初めから毎晩「日本の音楽展」が草月ホールで開かれている。それぞれ3つのステージ構成になっているが、休憩時間にはロビーで竹鼓舌などの演奏をして、現代音楽で疲れた(?)観客を和ませている。竹鼓舌はすべて竹でできた手作り楽器を用いてのアンサンブルだ。大自然の息吹を感じさせる素朴な響きが魅力的だ。

さて「日本の音楽展」も今夜が最後。今夜は鶴ちゃんの「ユーホニアムとピアノのためのソナチネ第2番」が演奏される。ぜひ、大勢のご来客をお待ちしています。

草月ホールの地図はこちら

「そのまんま」でいいんですか?

tsuruken-m.jpgいや、その・・・・(・_-;)


そろそろ何とかしなくては・・・と思っているのですよ。

・・・・研究室の模様替え。

(案1=和風)
S教授の研究室のように、床にたたみプレートを敷き詰める。冬はホットカーペットやコタツを用意する。「和みの間」になる。

(案2=洋風)
冷蔵庫もあることだし、いっそのことバーカウンターを用意する。レッスンに来た学生に「どう、とりあえず一杯、のどを潤してから」・・・ってもちろん「麦茶」なんですけど。

(案3=シアター)
今や手の届く価格になっている液晶プロジェクターを購入し、サラウンド音響環境ももちろん整え、備品にあるハイビジョンカメラを活用し、映画編集モニタールームかDVD映画館のようにする。・・・これは本当にそれに近いことになるかもしれない案。

期末の採点が終わったら、まじめに考えよう。

出田りあ マリンバリサイタル

ideta_m.jpg今年に入って2つ目のコンサートかな?浜離宮朝日ホールまで行ってきました。りあさんは18歳でマリンバコンクールに優勝し、現在はパリコンセルバトワールで勉強中という、期待の新人。ラヴィルに始まりガーシュインで終わるバラエティーに富んだプログラムでなかなか楽しめた。ガーシュインの曲は自らアレンジして弾いていた。意欲的だ。コンサート全体としてはマリンバの音色がとても柔らかくきれいだったのが印象に残っている。

終了後は打ち上げに誘っていただき顔を出して来た。父君が某音楽大学の学長なので、評論家,放送局や出版社の偉い人たちの顔ぶれが沢山。にぎやかでした。フランス音楽の大家であるこの日の伴奏者の藤井一興氏ともワインを飲みながら会話。フォーレのこと、藤井氏のお弟子のフランス音楽コンクール優勝者のこと等、にぎやかな会話を楽しんだ。なかなか有意義な一夜でした。

次にマリンバの曲を書くときは。前よりもっと良い曲が書けそうな気がする。

手作りハープシコード

本職は家具職人で手作りハープシコードを作っている人が東松山市にいるというので、興味を持っていたのだが、音符今日時間があったので行ってきた。周りは畑ばかりののどかなところに作業場はあった。
自動車まったく初対面の不意の客だったのだが、ネット上でわずかながらやり取りがあったので「ああ、あの人・・・」と、快く中を見せてくれた。
img372goto_m.jpgimg371organ_m.jpg
携帯用オルガンというものも有りましたが。(写真右)(クリックで拡大)
ハープシコードは、つい最近コンサートにも貸し出したばかりとのこと。「どうぞ弾いてください」とのお言葉に甘えてバッハのアリアを弾いてみた。調律状態もよく、豊かな響きがした。「またいつでもお貸しできますから言って下さい。」とのこと。・・・いやーーー、癖になりそうで怖い・・・ともかく、とても素敵でした。
mrgoto_m.jpg
ハープシコードだけでなく、いろいろな楽器
も作っています。


工房のホームページはこちら。
http://www.d1.dion.ne.jp/~angetsu/

もちろん本職の素敵な家具もいろいろ作られています(^^)

誕生日・ハイキング

monomi2_m.jpg

昨日は誕生日でした。(^^)Y
monomi_m.jpg友人の家に車を置いて、ちょっと裏山に登りました。30分ほどで頂上です。この友人を「山奥の作曲家」とでも呼びましょうか。
久しぶりの運動で、今日は体が痛いです。

(パノラマ写真はクリックで拡大)

演奏会のご案内

 私の作品が演奏されますので、ご案内申し上げます。(ポスターはクリックして拡大)

○日本の音楽展~第六夜 1月27日(土)18:30開演 草月ホール
ongakuten2007m.jpg

 鶴原勇夫作曲「ユーフォニアムとピアノのためのソナチネ第二番」
関連ホームページはこちら

○日本の作曲家2007 2月15日(木)19:00開演 
jfc2007_m.jpg
(クリックで拡大)

            サントリーホール小ホール(地図はこちら
 鶴原勇夫作曲「平井多美子の詩による2つの歌曲」

どちらも以前に演奏された曲の再演ですが、演奏者は初演と異なります。まだ聴いていない方はぜひ、また一度お聴き下さった方も、よろしければ演奏会にお出かけいただければ幸いです。
メールで申し込みいただいた方には前売り特別価格2000円でチケットをご用意させていただきます。

謹賀新年!

2007nenga.jpg

「叡智の海・宇宙」読了

laszlo1_m.jpg本前に読んだアーヴィン・ラズロのもう一つの著作「叡智の海・宇宙」を読み終えた。(前の「創造する真空」よりも後に書かれたものである)物質の究極は粒子なのか波なのか・・・物理学では最も最先端のところで究極の原理が模索されているが、ラズロ氏は「量子真空」は何も無い真空ではなく、さまざまな可能性に満ちあふれた「Ψ場」であると位置づけ、そこには全ての情報が消えること無く保存されており、現実のこの世界との何らかのつながりを持っていると解く。その「Ψ場」の存在を前提とすれば、現代の科学で謎とされている多くの疑問に回答が得られるとしている。
古代インド哲学で解かれている世界観に通ずる考え方であるとして、インド哲学の「アカーシャ」(=究極の存在をさす)という名から「アカシック・フィールド」という呼び名を作り出して論じている。ホログラムのように情報を保存することから「ホロ・フィールド」という言葉も使っている。が、彼自身は全ての物質(実は精神もなのだが)を生み出す究極の場としての「Ψ場」という名前を提唱している。

ラズロ氏自身は若い頃はピアニストとして活動をしていたが、ある時から科学や哲学を研究し始め、「物事の本質は何か」を突き詰めるようになった。(変わった経歴ではある)その分野で(国連関係の仕事など)のさまざまな仕事もこなしているようだ。

彼が熱心に提唱している考え方は、かなりのレベルまで鶴ちゃんにも納得できるものだ。インド哲学に通ずる考え方でもあるという点で、仏教系の思考回路な(?)鶴ちゃんとしては,今まで考えていた考え方に通ずるものを多く見いだした感がある。電球「分子たちは結合し合って細胞になることを『知っている』。細胞たちは、再生したり,有害なな侵入者を追い払うことを『知っている』(中略)宇宙のなかに出現し進化する全てのものは、物質の相と精神の相との両方を持っていることを認めねばならない。世界の総てのものは、量子も銀河も、分子、細胞,生命体も『物質性』と『精神性』の両方を持っている」・・・という考え方など、「一切の衆生(物質も含めて)には仏性がある」という仏教の考え方にも通ずるもので、なかなか興味深く読めた。

ただ納得しかねる点もある。彼の考えている「不死」や「転生」の概念が今ひとつ理解できない。彼が力をいれて説いている点を素直に受け止めると「人は個人としての存在が深いところで人類としての存在と結びついている・・・一体である」・・・ということになる(という印象が強く残る)。鶴ちゃんとしては「これだと一人一人の個性やアイデンティティーについての考え方がやや欠落気味なのではないか?」という疑問を抱いて、やや不満が残ってしまったのだが・・・。

彼の「究極の真理」追求の旅はまだ終わっていないように思われる、その後の彼がどう考えを深めたのか、注目したい。
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