鶴ちゃんの気まぐれ日記

コルンゴルトをこよなく愛する作曲家、鶴ちゃんのページです

2010年01月

もう、どうにもとまらない

maria.jpg音符昔の山本リンダの歌じゃないけれど・・・・
「トマスの福音書」に始まり、初期キリスト教に関する研究書を読み始めて、面白くて・・・・びっくり、第3冊目、第4冊目と購入し続けている。

マービン・マイヤー著の「イエスが愛した聖女」は「マグダラのマリアによる福音書」などを中心に、イエスの弟子として活躍したらしいマグダラのマリアについて書かれている。イエスが死んだ後、悲しむ弟子たちを「イエスの魂は永遠なのだから、みな頑張ろう」と励ましたという。まことに優秀な弟子だったようだ。
正統派キリスト教会の言い分では、マグダラのマリアというのは、「もと娼婦」がイエスによって改心して弟子になったということであるが・・・・
鶴ちゃんはキリスト教の信仰者ではないので、教会の言い分を丸ごと信ずる立場にはない。「このように考えなければいけない」という枷が無い分、自由に想像力をめぐらせて読むことができ、読んでいて実に楽しい!。
女性が指導者の立場に立つことにどうしても抵抗のある人々は、「もと娼婦」説のほうに傾いていったのだろうか?

bible.jpg本バート・D・アーマン著の」「捏造された聖書」は、まだ読み始めたばかりだ。かなり刺激的なタイトルの本だがこれも「研究書」である。
そもそも新約聖書はイエスの死後数十年後に始まり400年近くかけて今日のかたちになったというもので、考古学的意味においては「唯一の正しい正典(書かれたもの)」など存在しないのだ。
したがって古文書の研究者としてあるべき立場は、キリスト教信者のように「教会の言うことを唯一の正しい話として聞く」のではない。ラディカルに、残された古文書を分析するのである。

そのような立場で分析していると、さまざまな「矛盾」や「不明な点」だらけなのである。
いわゆる正統派キリスト教の言い分が唯一の正しい教えである証拠など(そうでない証拠も含めて)どこにも無い。

では、いったい何が本当の「真実の教え」であったのだろうか?
ミステリアスで、わくわくする興味深い題材なのだ。

鶴ちゃんの「原始キリスト教研究」は、まだしばらく続きそうなのである。

「イエスが愛した聖女」を売っているのはたとえばこちら

「捏造された聖書」を売っているのはたとえばこちら

権威と信仰

nughamadi_m.jpg本「トマスによる福音書」に続いて、初期キリスト教に関する本を読んだ。20世紀になって発見された古文書を手がかりに、イエス死後200年~400年にわたるキリスト教各宗派の宗教論争がどのようなものであったかを研究したその内容を紹介している本である。「ナグ・ハマディ」とは、その古文書の発見された土地の名前だ。そして発見された古文書の内容は、(現代に続いている)キリスト教正統派から「異端」と決めつけられたものばかりである。
著者のペイゲルス女史はキリスト教徒であるが、研究者として、正統派の側に立つのでも、異端とされた「グノーシス主義者」の側に立つのでもなく、両者の言い分をそれぞれ理解を込めて紹介している。あくまでも中立的なのだ。
しかしこの本を読む人は、それぞれの立場で異なる印象を受けるのかもしれない。

キリスト教部外者である鶴ちゃんとしては、初期キリスト教に関する事がよくわかったような気がしている。印象としては、「教会の権威を否定する側が負けて、秩序を主張する側が勝ち~教会の権威の確立に成功した」というものだ、正統派は、正統争いに勝つ事でその後「異端」を徹底的に排除し、「異端文書」も徹底的に消滅させた・・・と思われていた。「ナグ・ハマディ文書」が発見されるまでは。

「イエスと同じように、考え・行動し・体験~気づき(グノーシス)さえすれば、誰でもイエスと同じようになれる」と信じていたキリスト教信者たちは、「異端者」として歴史の彼方に葬り去られ、「イエスは特別な存在であり、神やイエスの事を人々に教える事の出来るのは教会~司教・司祭だけである」というキリスト教がローマ皇帝の庇護のもとに(唯一の)正統なキリスト教となった。

キリスト教社会に於いては、教会や司教・司祭の権威は絶対的なもので、それに疑問を投げかけたり異を唱えたりすれば、異端者として葬り去られるのである。
「心に疑問を感じてもそれをぐっと押さえ込み、名に喰わぬ顔で信じている振りをしている」ことが、キリスト教社会では必要なのだ。それが自分の身や社会の秩序を護る事になる。


・・・・なるほど・・・
あの「裸の王様」の童話も、もしかしたら王様の権威を揶揄する為に書かれたというよりも、教会の権威を暗に揶揄したかったのかもしれないな・・・と、思えてきた。

今日でもいろいろな形で「権威」というものが存在し、疑問や反発をぐっと飲み込む「沈黙」によって、その権威が保ち続けられていることだろう。
権威に反旗を掲げる事は勇気の要る事では有る。

「ナグ・ハマディ写本」を売っているところは例えばコチラ

華麗な交響詩

karlowicz_1m.jpg

音符ポーランドの作曲家、カルロヴィチとか言う人の交響詩を聴いている。
詳しくはウィキペディアの解説文を読んで欲しいが、R.シュトラウスよりも12年後に生まれており、コルンゴルトよりは21年ほど早く生まれている事になる。作品12の「「オシヴィエンチモフ夫妻、スタニスワフとアンナ」というタイトルの交響詩の冒頭を、Amazonのサンプルで聞いて、矢も盾もたまらず購入してしまった。その響きが、鶴ちゃんの大好きなコルンゴルトの響きにとても良く似ていたからである。CDもいくつか発売されているようなので、順次購入して聴いてゆこうと思っているが、なかなか素敵なオーケストラの響きはクラシック好きの方にお薦め!

サンプルを聴くならこちら

ウィキペディアの解説文はこちら

謹賀新年

nenga.jpgm(__)m
皆様あけましておめでとうございます。
昨年はコルンゴルトのミュージカルを観るために、雪のスイスへ旅行・・・
今年行ってみたいところは、イタリアのサルディニア島、それにアルゼンチン・・・
え、単なる願望で行けるアテはありませんが・・悲しい
上記のどちらも、コルンゴルトの2作目のオペラ「ヴィオランタ」の公演予定があるのです。
昨年スイスで観てきた、コルンゴルトのミュージカル「沈黙のセレナーデ」のCDは今年中に発売の予定です。楽しみ。

あ、私の作曲の新作の発表は・・・まだ未定・・・いつになるのでしょう?ウインク
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