結局、よくわかりませんでした。
JesusInterupped バート・D・アーマン著の「キリスト教成立の謎を解く」を読み終えました。
まだ日本語訳が出ていないときに,どうしても読みたくなり、原書を購入して辞書を片手に読んでいたのですが、まだ読み終えないうちに、日本語訳が発売され たので、購入して読みました。難しい内容なので,やはり日本語で読まないと論旨が理解できませんでした。(私の英語力では無理)
著者は聖書原点研究に熱心に取り組んできた聖書学者で、アメリカのノース・カロライナ大学の宗教学の教授。
私も最近興味を持って何冊かの本を読み、「本当のイエスはいったいどんな人だったのだろうか?」を探ろうとしたのですが、この本からもやはり本当のイエスの姿を発見する事は出来ませんでした。

本書にも書かれている通り、キリスト教は400年もの歳月をかけて現在「正当派」と呼ばれる「キリスト教」に落ち着いたものです。いわく「私たちが伝統的 なキリスト教と考えているものは、天から降ってきたのではなく、イエスの宣教活動直後から、著しい発展を遂げた。それはまた、単にイエスの教えから直接発 生したのではない。多くの点で、後にキリスト教と呼ばれるようになった宗教は、イエスの教えから大きく乖離することで成立した。批評的な歴史学者が、ずっ と前から認めているように、キリスト教は、イエス宗教ではなく、イエスについての宗教なのだ。」と。
私は、著者が「イエスの教えがユダヤ的だった」と述べていることを意外に感じ、しかも同意できません。私は,イエスが当時人々に信じられていたユダヤ教の 教えとは全く異なる、新しい宗教を広めたかったのではないか、と思っています。しかしそれが当時の人々に十分理解されないまま後世に伝えられ,伝えられる うちに様々な誤解や先入観から改変され変貌してゆき、400年後にはまったくイエスが思いもよらなかった宗教になっていったのではないでしょうか?。

イエスが「ユダヤの教えではだめだ、私の教えを聞きその通りに行動する人で世の中がいっぱいになれば、神の王国(すばらしい世界)になるはずだ」というような趣旨のことを教えていたかもしれないと鶴ちゃんは思う。でもそれが言い伝えになって「神の王国が必ず実現する。そのときにはイエスの教えを信ずる人だけがそこに入るのを許される」となってしまうと、・・・・それって違う!誤解ですよね。