コンクールに応募した作品が、本選出場曲に選ばれた。予選通過。
Trombone2019
http://www.jat-home.jp/event/piece/index.html?fbclid=IwAR02Ilb4T2I2Pl0xp4f2QRlh-KMsLvwulD6sShOFE-cuDFA1RmjPSr6N_GY

たまたま入選者が皆私の知人だったのは愉快愉快。作品発表をするたびに出費を重ねていた若い頃のことを考えると、応募料の1万円を払っただけで初演して頂けることは、ラッキー!だと思っている。このコンクールの主旨にあるように「日本でも誰にも愛され、リサイタルやコンクールの定番たりうる作品が発掘できないか?」との「需要」に私としては応えたかった。作曲の意図も当にそのままである。別に順位を争いたいとは思っていない。私としては、発端は、昨年地元で開催した「ハートフルコンサート」にトロンボーン奏者を招聘したことにある。選曲の段階でyoutubeにあるトロンボーン独奏曲を色々と聴いてみた。専門的に良い作品も多かったのだが、鶴ケ島市の一般大衆が聴いて喜びそうな曲はなかなか無かったのである。その時「無ければ自分が作ってやろうか」と思ったものだ。そのコンサートは既成曲を取り上げて済ませたのだが、・・・秋にこの作曲コンクールがあることを知って、「自分が作ってやろうか」との思いが再度燃え上がった。従って、私が作曲していて念頭にあった聴いてくれる聴衆は、音楽の専門家でもなんでもない「一般の人々」だったのである。コンクールの審査は当然専門家によってなされたものと思うが、自分としては本選で聴衆にどう聴いてもらえるか、受け入れてもらえるかが作曲家としての勝負だと思っている。

3月17日夕方の16時〜18時に、北区の滝野川会館で本選会が開催される予定です。お時間の許す方は是非会場に足をお運びください。(・・・ただ、入場料がかかります)