著作権法は国によって異なり、欧米では死後70年の保護期間となっているが、日本では音楽家の著作権保護期間は死後50年だ。欧米から70年にしろ・・・との圧力も有るらしい。
で、鶴ちゃんの大好きなコルンゴルトは死後52年経っている。あまり有名な作曲家ではないので、出版されている楽譜も歌曲の他、バイオリン協奏曲、交響曲などの代表作に限られている。オペラでは2作目の「ヴィオランタ」がなかなか素敵な曲で、鶴ちゃんは有名な「死の都」(第3作目)よりも好きなのだ。CDもしばらく入手困難だったのが、今は入手可能になっている。
そして、楽譜が出版されていないのがなんとも残念だった。一昨年ロンドンに行ったおり、国立図書館で閲覧しようと試みたが、外国人旅行者の身では閲覧は叶わなかった。
しかし、思いがけずインターネットで閲覧できるサイトが有ることが解った。
著作権の切れた作品(P.D.)のみを提供するサイト、とうたっているがコルンゴルトは前述の理由で、日本では著作権フリーかも知れないが欧米ではまだ保護期間なのだ。
だから、欧米の人向けには「あなたの国の著作権法を守って下さい」と警告文を掲載しているのだが・・・

ともあれ、念願の「ヴィオランタ」のピアノスコアを見る事が出来た鶴ちゃんは大感激なのである。
Violanta