リー・スモーリン著の「宇宙は自ら進化した」という本を読み終えました。これまでに読んだ3冊の宇宙の本とはまた違った観点からいろいろと論じられていて、飽きずに読むことが出来ました。著者の言わんとしている要点は本のタイトルそのまま。「神がこの宇宙を創った」という考え方を否定している。私が前に読んだ、デビット・ドイチェの説く「平行宇宙」論にも言及していたが。著者はこの「平行宇宙」論を「まったく理解できない考え方」として否定していた。鶴ちゃんは理解できたつもりなのだが、スモーリン氏は理解できないらしい。そのためか「平行宇宙」論を否定する論拠が的を外れているように思われた。
「勘違いだよ。スモーリンさん。あなたの持論と平行宇宙論は両立できるよ。」
「勘違いだよ。スモーリンさん。あなたの持論と平行宇宙論は両立できるよ。」
「平行」という概念の主体は2つ(以上)の直線だが、「平行宇宙」の主体となる宇宙とはどのような宇宙か。またそれが平行とはどのような関係を言うのか。100字以内で論ぜよ。