学生時代の思い出、第2弾は大学2年の夏だ。昨年に引き続き夏山登山計画を立てた鶴ちゃん山。しかし「良かったね、また行きたいね」といった感激の言葉も結局はその時だけのもの・・・登山メンバーは一人も見つからず、計画はお流れに。そんなある日、昨年のメンバーの一人(S子さんとしておこう)にたまたま会ったとき「私、今年は北海道に行くの」と嬉しそうに語っていたのが印象に残った。「よーし!俺も北海道行くぞ」と突然決意し、返す当てのないお金を「貸して」と親に頼み込みお金(結局スネをかじり)、中学時代のスキー友達(K君)が北海道の大学に行っているのを思い出し、連絡をとった。トントン拍子に意気投合し、スキー友達4人で札幌までゆくことになった。一ヶ月間有効の「北海道均一周遊券」というのを利用し、急行列車と青函連絡船の旅で札幌へ。札幌でスキー友達とは別行動に、つるちゃんは岩見沢のK君のアパートで1泊した後、ユースホステル利用の一人旅が始まった。電車
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まず網走へ、そしてサロマ湖のユースホステルへ1泊。翌朝、参加料400円のオプションで海釣りに参加、ボート寒いオホーツクの海の上を1時間・・・収穫なし。で、漁師小屋で用意してくれたジャガイモやシャケを煮込んだ味噌味のポトフ(「三平汁」っちゅうの?)をほおばるに終わったが、8月にストーブがうれしかったのはこのときだけの経験。さて一人旅とはいっても、ユースホステルですぐに仲間ができてしまう。次の日は知床方面へゆくというホステル友といっしょに知床へ。知床では知床五湖を観光し、尾岱沼へ。船で野付半島に渡り原生花園を観光。一度海底に沈んでまた隆起した土地で、枯れた木々が自然の墓場のよう。(写真2枚目)
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3枚目の写真はその途中の船上風景。さて、尾岱沼のユースホステルの翌朝は大失敗びっくり。根室行きの8時のバスに間一髪乗り遅れてしまったのだ。タクシーで根室に向かうようなお金は持っていないので、ヒッチハイクを期待してとりあえず根室に向かって歩き始めた。・・・しかし、ここは最果ての村・・・2時間歩いてもトラックもバイクも通らない。結局根室行きはあきらめ一番近くの「標茶」(しべちゃ)駅に向かって歩き始めた。走る広大な牧場の横を牛を眺めながら歩くアホ男二人。最後はやっとトラックが通りかかり「標茶」駅までのせてもらうことができた。
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標茶でまた摩周湖方面へ向かうという別のお友達と知り合いになり摩周湖へ。「霧の摩周湖」で有名なところだけれどこの日は晴れていました。
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(続きは次回へ)
[教訓]皆さん、旅行では時間に余裕を持って行動しましょうね。クローバー