自動販売機の中身はコンピューターなので、時には設定ミスによる誤動作も有る・・・という話、JRの特急券自動販売機での話なんですけどね・・・

 先日福井に仕事で行ったときのこと、いえね、鶴ちゃんは福井県敦賀市の短期大学で教えている、といっても東京からインターネットで授業をするのだが、学期のはじめと終わりには現地へ行って授業や試験をすることにしている。先日学期末試験のために敦賀に行ってきた・・ついでに卒業生にも会ってきた。福井県の実家に帰って赤ちゃんを産んだというのでお祝いに足を伸ばしたというわけだ。ま、それはおいといて・・そんなわけでスケジュールが結構過密なので、帰りの指定券は確保しておこうと思い、東京で乗るときに帰りの指定券を買っておくことにした。池袋駅南口の緑の窓口・・販売窓口が混んでいたので自動機で買うことにした。あらかじめインターネットの時刻表で帰りの列車時刻を調べてあったので、夜8時半までに米原駅で乗れば最終電車で家まで帰ることが出来る、その「米原発20:28」という候補が表示されたのでボタンを押し、その指定券を購入した。
 しかし自動販売機というのは面倒なものだ・・乗車券を買おうと思ったら、乗車駅の「福井」と降車駅の「東京」だけを選べば良いのかと思ったら、途中、利用する特急や、乗換駅など、全部入力しなければ買えない・・・それは後でわかったこと、面倒なので(それに急いでいたので)そのときは帰りの乗車券を買うのは後回しにした。

 さて、帰路に新幹線に乗ってチケットを見て驚いた。・・・というのは・・・
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指定券は米原から名古屋までの「ひかり」と名古屋から東京までの「のぞみ」の2枚になっていた。それはそれでも良い、「のぞみ」は米原には停車しないし、同じ区間ならば「ひかり」よりも「のぞみ」のほうが(通常は)早く目的地に着くからだ。名古屋での乗り換え時間はどのくらいかと思ってチケットを良く見ると28分も待ち時間がある・・・これはおかしいと思って東京の到着時刻を調べてみた。「のぞみ」の到着時刻は23:06、今乗っている「ひかり」の到着時刻は22:47・・・!
なんと「のぞみ」に乗り換えたほうが東京への到着が遅くなってしまうのだ。てっきり、「のぞみ」のほうが「ひかり」よりも快速なので乗り換えるものとばかり思っていた。・・こんな馬鹿な話があるものか!

 早速、客室乗務員に苦情を申し立てた。買ったときによく確認しなかった自分も悪いかもしれないが、そもそも「こんなおかしな切符の売り方をする自動販売機のほうがどうかしている」のだ。客室乗務員も「おそらく人間(の係員)が売ったらこんな売り方はしないと思います」と認めていた。「しかし、自動機のシステムについてはこちらではなんとも対応ができませんので」・・・代わりの、空いている指定席に変更してもらい、「ひかり」でそのまま東京まで乗って帰った。
 販売機のプログラムの中に「のぞみ」優先の設定でもしてあったのだろうか?ともかく、不適切な販売がなされたことは間違いない。JRよ、もっとしっかりしてほしいものだ。
(それとも、「のぞみ」のほうが「ひかり」よりも車内のシートなどの質が高いので「ひかり」から「のぞみ」にわざわざ乗り換えるだけの十分な理由がある、とでも言うのだろうか?そうだとしたらJRの思い上がりもはなはだしい、~頭が狂っているとしか言いようがない。)

 みなさんも「のぞみ」号を自動販売機で利用するときはご注意を。

<付録>
卒業生の赤ちゃんと、その実家(おいしい蕎麦屋さん)
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