ムービーレンタルビデオで「オペラ座の怪人」を観た。鶴ちゃんが観るのは2本目に当たるが、このタイトルの映画はいくつも作られている。
Wikipedia参照
phantom2m.jpg今回見たのはそのうちの1989年版で、ロバート・イングランド主演のもの。このバージョンでは、主人公の怪人は作曲家だ。なんとなく富田勲先生に似た面影を感ずるのは私だけであろうか?
譜面怪人の作曲したオペラのメインテーマがライトモティーフになって、映画の要所要所で使われている。1989年当時の最新のコンピュータミュージックシステム(今から見れば古いのだが)も使われていて、映像にも音楽にもかなりの技術を駆使していることがわかる。
落ち込みしかしながらこの映画はB級ホラー映画でしかない。怪人はほとんど殺人鬼だし、主人公のクリスティーヌが怪人の正体を知ってからは、怪人はストーカー的存在だ。美しいはずの主旋律も最後に出てくるときは不気味な効果をかもし出していて・・・お世辞にもお勧めの映画とはいえない。前回見たバージョンとは大違いだ。

前回観たバージョンと同様、ストーリーに興味深い点があったが、ま、ここでは触れないことにする。(書くと5000文字くらいになりそうだから。)