ハートお気に入りのアーティストのコンサートに、しばしば出向く事は誰にでも有る事。しかし、それが常識的な範囲をやや超える場合に「追っかけ」と呼ぶ。遠方のコンサートに高い交通費をかけて出かけたりするのがその典型だろう。ひどい例としてはアーティストのホテルまで押し掛けてしまう・・・という話もかつて聞いた事が有る。
教え子の中にも、GLAYのコンサートは北海道から九州までほとんど聞きに行くという「追っかけ」がいた。「へえ、それはまたご熱心な・・・」と、他人事のように思っていたが、いよいよ私も「追っかけ」かな・・・、これは?。

korngold_m.jpg音符最近鶴ちゃんが熱心に聞いているのは、このブログでも紹介しているコルンゴルトの作品だ。日本で手に入りにくいCDやビデオも、インターネットで海外からどんどん入手した。聴けば聴くほど、いっそう好きになってゆく。譜面
今年は、そのコルンゴルトの没後50周年の年に当たり、彼の作品がいつもより演奏される機会も多いようだ。日本だけでなく、海外でも。「レコード芸術」という雑誌でも、コルンゴルトに関する連載が載っていた。

9月13日より、4日間の日程で「コルンゴルト・シンポジウム」という行事が開催される。参加しようかどうしようか初めは迷っていたが、参加する事に決めた。どこで開催されるかと言うと、スイスのベルン市だ。ドイツ語圏である。観光に力を入れている国なので、旅行するだけなら英会話でも大丈夫なようだが、シンポジウムの内容はおそらくドイツ語中心だろう。高校と大学のときに6年間ドイツ語を学んだとはいえ、その後の会話経験が皆無な私に、ドイツ語で話される学術的な内容の難しい話など理解できそうもない。だから、はじめはシンポジウムの期間に行われるコンサートにだけ顔を出せればそれでも良いと考えていた。しかし、「行こう」と決めてから、せっかく行くのならばコンサートだけと言わず、たとえ判っても判らなくてもシンポジウムにも参加しよう、と考えを修正した。ドイツ語の通訳を4日雇うような余裕は私にはない。どうなることやら。「参加する事に意義が有る」とのオリンピック精神で、参加しようと思っている。
研究のための情報収集活動に行くのだ、決して物見遊山に行くのではないぞ。(しかし1日くらいは観光もしてくると思う。)

往復航空券やホテルも予約済みだ。そうこうしているうちに、出発までもう2週間を切ってしまった。そろそろ支度をしなくては。

コルンゴルト・シンポジウムのページはこちら。

ベルン紹介ムービーはこちら