7月22日(火)に八王子で異常な通り魔事件で1人の方が亡くなった。
亡くなられた方には慎んでご冥福をお祈りしたい。
それにしても一ヶ月前の秋葉原の事件のときと同様、この事件に関する報道もいささか過剰気味に思われる。(秋葉原での事件に匹敵する凶悪な事件であることは確かだが・・・)NHKの報道姿勢は今回も同じだった。「被害者の悲しみ(プライバシー)をこんなに詳しく全国に報道する必要は無いのではないか」と鶴ちゃんは今回も思って見ていた。「そっとしておいてもらいたい」という被害者側の気持ちがわからないのだろうか???
凶悪事件の報道は犯人がまだ見つかっていない場合ならともかく、もう逮捕されているのなら、もう少しさらりと短く紹介して終わりでよいのではないか?7時からのニュースでこの事件に関する報道があまりに詳しく、「6カ国協議」に関する報道が7時20分ころになってから・・・というのも、バランスを欠いているように思われてならない。いわゆる「三面記事」のニュースにゴールデンタイムの時間を使いすぎている、と不快感を感じた。

また、「犯人についてあまり詳しく紹介するのも角度によっては考えものだ」と前にも書いたが・・・犯行に使った武器やその入手法など、簡単に犯行ができることをそのまま報道するのはいかがなものか、それに類する報道は最小限にとどめるべきだと思う。今回の事件でも犯人は、「最近あちこちで通り魔事件があり、刃物なら簡単に殺せると考えて包丁を買った」などと供述しているそうだ。また、犯罪に関する研究をしている学者も「世間を騒がせたい~という気持ちで犯行を起こすケースもある」と述べているように、過剰な報道は、次に同様な事件を起こす誘引にもなっているのだ。まるで、犯行に関する詳しい報道が次の(未来の)犯人に対しての「殺人講座」になっているかのようにも、鶴ちゃんには思われてならない。

今回も前回同様の報道姿勢を繰り返しているマスコミ・・・取材合戦の成果を誇示するかのような「何でも詳しく報道」というあり方は、いい加減にやめにしてもらいたいものだ。

テレビ「次の事件を誘引している」という反省はないのか!!怒